ロルフィング セッション体験記(7)

ロルフィングは、体全体を、隅々まで調整して行く。7回目のセッションでは、なんと口の中や鼻の穴!?にまでワークをする。鼻の穴なんて普通は他人に触れられることがないだけに、安心して施術を受けるには、やっぱりロルファーさんとの信頼関係が大切。10セッションの中でも個人的に思い出に残るセッションだ(笑)

2009年12月5日

ロルフィング セッション7

《頭部・頚部のバランスをとる》

なぜかロルフィングを受けに行く日は、天気が悪い。今朝も小雨が降っている。別に雨男と言うわけでもないのだが、なぜかロルフィングのときだけは雨が降る。不思議だ。

まぁ、それはそれとして、とうとうロルフィングも7回目である。今回は、なんと口の中や鼻の穴にまでワークをするらしい。実は私は、そんなワークがあるなんて全く知らなくて、前回のセッションのときに言われて初めて知ったのである。

もし最初から知っていたら、ロルフィングを受けるのを躊躇したかも知れない。けれども、これまでの6回のセッションでロルファー(施術者)さんとの間に信頼関係ができているせいか、特に不安も感じないし、嫌な気持ちも起こらない。どちらかと言えば、好奇心の方が強い。

ところで、私がお世話になっているロルファー(ロルフィングの施術者)の永井宏実さんは、ご自宅のマンションの一室でセッションをされている。私がマンションのエレベーターを降りると、永井さんは、いつも部屋のドアを開けて待っていて下さる。

お陰で私は、キョロキョロと表札を探したりしなくても済む。こうしたところにもロルファーさんの人柄やクライアントに対する姿勢が現れる。小さなことかも知れないけれど、やっぱり、こう言った心使いは嬉しいものだ。

さて、今回もいつものように身体の調子について質問から始まった。私は、まず良い変化についてお話した。最近、肩凝りがあまり気にならないこと、ダイエットの成果が出てウエストが少しすっきりしてきたこと、この2点である。永井さんからも「本当にお腹がすっきりしましたね」と言ってもらえたので、かなり嬉しい。

一方、悪いことは、外を歩くときに寒さで上半身に力が入って固まったようになってしまうこと、以前、捻挫した右足首の調子が悪いこと、仕事中についつい姿勢が悪くなってしまうことをお話した。

永井さんからは、寒いときでも腕を振って元気良く歩いた方が身体も温まりやすいこと、ロルフィングの効果を継続させるためにも、なるべく良い姿勢をとるように心掛けるようにと言うアドバイスがあった。

着替えを済ませて下着になり、前後左右から写真を撮る。そのあと部屋のなかを歩く。それから、立った状態で顔を上げて天井を見て、顔を下に向けて床を見る。そして、上を向くのと下を向くのとどちらが楽ですか?と聞かれた。

ロルフィングを受けていて面白いのは、時々、こういう思ってもみない質問をされることだ。ロルファーさんは、質問をすることで私の意識を自分自身の身体に向けさせようとしているのである。意識を身体に向けることで、それまで感じていなかったことに気付く。

答えを考えながら、何度か上を向いたり下を向いたりする。上を向くときに喉の筋肉が引張られているような感じがあったので、「下を向く方が楽です」と答える。永井さんの解説によると、普段、下を見ることは多いけれど、上を見上げることは少ないので、首の前面(のど)の筋肉が固く縮こまっているらしい。

言われてみればその通りで、道を歩くときもパソコンを打つときも日常生活では下を向くことの方が圧倒的に多い。でも、言われなければ、そんなこと、普通は、考えもしない。そして、普段見落としている身体の細々したことに気付いて行くことも、どうやらロルフィングの大切なプロセスらしい。

さらに指摘されたのは、私の場合、胸の右側が広く、左が狭いと言うこと。ちなみに背中は反対に左側の方が広いらしい。たしかに鏡を見ながら説明されると、胸の左右で広さが違う。今日は、「そこも伸ばしましょう」と言われる。ロルフィングってそんなことまで出来るのか!?楽しみだ。

施術ベッドに仰向けになる。永井さんが私の足首に手を置く。手の温かさが伝わってくる。その状態のまま、ゆっくり深呼吸をしながら身体の力を抜いて行く。いよいよロルフィングのセッションが始まるんだなぁ、今日はどんなことをするんだろうかと期待が膨らむ時間でもある。

今日は、最初に首から始まった。首の筋肉を手で捻るような感じでほぐしてもらう。これはマッサージのような感覚で気持ちが良かった。肩も首の付根から腕の方に向かって、伸ばして行く。揉むのではなく、あくまでも伸ばすのである。ぐっと圧力をかけて押さえながら伸ばしていく感じである。これも心地良かった。

それから、先ほど話しのあった胸も伸ばす。肩のときと同じように、ぐっと押さえながら伸ばしていく。永井さんから、鎖骨のあたりを意識しながら呼吸してくださいと言われる。

このようにロルフィングでは、クライアントも呼吸をしたり身体を動かしたりしてセッションに参加しなくてはならない。ロルファー(施術者)さんにすべて「お任せ」と言う訳には行かないのである。

ロルファーさんが、どんなに腕が良くて熱心であったとしても、クライアント側にやる気がなければ、良いセッションは出来ないだろう。そう言った意味では、ロルフィングのセッションは、ロルファーさんとクライアントの共同作業で作り上げて行くものなのかも知れない。

永井さんが施術ベッドのシーツの下から手を入れて、肩甲骨へのワークを行う。背中の力を抜く。脊髄の前の空間から水が染み出してじわーっとベッドまで染み込んで行く様子をイメージして下さいと言われる。

だが、力を抜くって意外と難しい。自分では力を抜いているつもりでも、無意識のうちに力が入ってしまうのだ。永井さんの指摘によると、私の場合は右側の背中に力が入っているらしい。言われてみると左側は施術ベッドに沈み込んでいるような感じなのに、右側はベッドの上にちょこんと乗っかっている感じだ。

続いて首の前面、つまり喉の筋肉を緩める。圧力を加えながら、ゆっくり伸ばす。場所が場所だけに力は弱めでソフトなタッチである。もちろん痛みなどもない。顔へのタッチは、もっとソフトになる。触られるだけと言うか、顔にそっと指を当てられただけと言った感じである。

こんなので効果があるんだろうか?なんだか、あまりにもソフトすぎてもの足りない感じである。私は、グリグリと痛いぐらいの手技の方が好きだ。その方が、ロルフィングを受けたと言う実感と言うか、満足感がある。

さらに、頭にもワークをする。これもまたソフトである。目を閉じてリラックスして、呼吸で頭蓋骨がゆるむ感じをイメージしてくださいと言われる。頭蓋骨が水に浮かんでいるような感じとも言われる。でも、どうしても水に沈んでしまうイメージしか浮かんでこなかった。結局、頭へのワークも、軽く触られただけみたいな感じで私には良く分からなかった。

そして、いよいよ本日のメインエベント!口の中と鼻の穴へのワークである。まずは口の中から。永井さんが医療用のゴム手袋をはめて歯茎に触る。そのあと奥歯の向こう側、上下の顎の合わせ目のあたりをぐーっと押される。

「意識は、頭の後ろの方に置いてください」と言われるけれど、どうしても触られている部分に意識が行ってしまう。ゴムの味が口の中に広がるのが気になるけど、別に痛い訳でもなく、あっけなく終了する。

次は、鼻の穴である。嫌ならパスすることも出来るらしいのだが、ここまで来たら体験しないと勿体無い。このサイトの「ロルフィング体験記」を書くためにも、ぜひ体験しておきたい!

永井さんが、ゴム手袋をはめた手の小指にジェルを塗り、私の右の鼻の穴にゆっくり入れて行く。鼻の穴に指を入れられるなんて、痛そうなイメージだけど、ジェルのせいか痛みは全くない。するっと入ってしまう感じである。

えっ!?こんなに奥まで入っちゃうの!?と思っていたら、途中で何かコリッとした軟骨みたいなものに当たる。ここで終わりかなと思ったけれど、するりと通り抜けて、さらに奥へと進む。結局、永井さんの小指の付根近くまで入ってしまったらしい。

「最近では、こんなに奥まで入った人は、珍しいですよ」と言われる。ほめられてるのかな?鼻の穴の奥まで指が入ったからって、別に喜ぶことでもないとは思うけど、なんだか少し嬉しい。

普通、鼻の穴なんて他人に触れられることは、まず、ないと思う。まぁ、今回の口の中や鼻の穴に限らず、ロルフィングでは、普段はあまり他人に触れられることのない部分まで、(服の上からではなく)ロルファーさんが直接肌に手を触れて施術する場面も多い。それだけに、ロルファーさんとの信頼関係と言うか相性みたいなものが、すごく大切だと思う。

さて、今度は左側である。先ほどの右側が上手く行ったので、気持ちにも余裕がある。左は、さっきよりも、もっと楽に一度も引っ掛からずに奥まで入ってしまった。鼻の通りが良くなった感じがする。ロルフィングって面白いなぁと思った。

それから顎にも触る。奥歯の近く、上顎と下顎が繋がっているあたりの筋肉をぐっと押される。右側の顎は、筋肉が凝って固まったような痛みがある。普段、物を噛むときに右側ばかり使っているからだろう。

以前、歯医者さんで左の奥歯を治療して貰ったことがある。虫歯を削ってセラミックの被せ物をしたのだが、治療が終わったあとも半年ぐらいは、物を噛むと鈍い痛みがあったので、意識して反対側の歯(右側)で噛むようにしていた。そのときのクセが残っているのかも知れない。左の顎の筋肉を使って口をあける練習をする。

さて、ここまで終わったところで、一旦、施術ベッドから起き上がって、部屋の中を歩く。頭が首の上に上手に乗っかっているように思う。上を向いて天井の方を見ても、喉の筋肉がつっぱるような感じがなくなった。

そう言えば「上を向いて歩こうよ、涙がこぼれないように♪」って言う歌があった。喉の筋肉がほぐれて上を向きやすくなったら、物の見方や感じ方も変わってくるのかな?

もう一度、施術ベッドに仰向けになる。永井さんが私のちょうど仙骨のあたりに手を当てる。そのまましばらくの間じっと静かにしている。毎回、セッションの締めくくりは、このワークである。

仙骨へのワークが終わったあと、ベッドから起き上がる。最後に、また前後左右からの写真を撮って終了である。

ところで、前回のセッションのときに、永井さんから「ロルフィングが終わったときに、自分はどんなふうになっていたいか考えておいて下さい」と言う宿題を出された。宿題の期限は、8回目のロルフィングを受けるとき、つまり次回のセッションまでである。

ところが「どんなふうになりたいのか?」と言う質問は、私にとっては、漠然としていて分かりにくかった。これに対する答えは、何かのキャッチフレーズのように一言で言い表わすべきなのだろうか、それとも、もっと深く詳しく掘り下げて作文みたいにまとめるべきなのだろうか?

そこで、着替えを済ませたあとで、永井さんに質問してみた。結論から言えば、これと言ったルールはなく、好きなように答えれば良いらしい。何だか、分かったような、分からないような・・・。ちなみに、永井さんご自身がロルフィングを受けたときのテーマ(答え)は、「元気な子」だったらしい。

それを聞いて、少し気が楽になった。どうやら、あんまり難しく考える必要はないみたいだ。

帰りの電車の中で眠ってしまった。ロルフィングを受けたときって、意識で考えている以上に、身体にとっては変化が多くて疲れるのかも知れない。なんとなく腰のあたりがだるい感じだ。

ロルフィング セッション7終了後の変化

12月6日(ロルフィング セッション7の翌日)
朝から洗濯などをして過ごす。足が軽い筋肉痛である。鼻の通りは普通になってしまった。久しぶりにマッサージに行ったら肩がすごく凝ってますねと言われる。ロルフィングで肩凝りが改善したと思っていたのだが、気のせいだったのだろうか?少しショックを受ける。

12月7日(ロルフィング セッション7の2日後)
明け方に夢でうなされて目が覚めた。夢とは言え、呼吸が浅く不規則になっているのが分かった。歩きながら時々、頭の後ろを意識してみる。頭がちゃんと乗っているか感じてみる、でも、いまひとつピンと来ない。

12月8日(ロルフィング セッション7の3日後)
歩きながら頭の後ろや首の感覚に注意を向けてみる。ちゃんと歩けているのだろうか?

前回のセッションのとき、左右で胸の広さが違っているのを調整したことを思い出した。そういえば、その結果を確認するのを忘れていた。お風呂上がりに鏡で自分の胸を見てみる。左右の広さは区別がつかない。どうやら効果があったみたいだ。

12月9日(ロルフィング セッション7の4日後)
今日も夢でうなされて目が覚めた。夢なのに心臓のドキドキする感じや呼吸の苦しさがはっきり分かった。

いろいろ考えながら歩いてはみるのだが、ちゃんと歩けているかどうか自信がない。夜、久しぶりに背中にコリを感じる。

12月10日(ロルフィング セッション7の5日後)
朝起きると、首と肩が凝っていて痛い。けれど、しばらく動いているうちに痛みは感じなくなった。

どうも最近は、初めてロルフィングを受けた時のような感動がなくなって来たように思う。毎日の記録もどちらかと言えば、調子の良さを感じるよりも、痛みやコリなどマイナスのことが多い。もういちど新鮮な気持ちで身体と向き合おう。

12月11日(ロルフィング セッション7の6日後)
朝起きると左足の付根が痛い。しかし動いているうちに痛みは消えた。久しぶりに自分の靴を観察してみる。右側の方が減りが早い。やはり右側に体重がかかっているのだろうか?減り方は右も左も外側から減っている。

12月12日(ロルフィング セッション7の7日後)
ロルフィングを受けてから、なんとなく目が大きくなったような気がしていた。気のせいだと思っていたが、「新・ボディワークのすすめ」グラバア俊子 著(創元社)を読んでいたら、顔が変化して「眼が見開いた感じ(128ページ)」と言う記述があった。

ただ、私が変化を感じたのは、たしか5回目か6回目セッションのあとだったと思う。一方、本によるとセッション7で頭部に対するワークを行ったあとに変化が起きたと言う。

夜は、脛のマッサージをする。疲れは感じていなかったが、押してみると痛い。凝っている感じがする。

12月13日(ロルフィング セッション7の8日後)
朝、脛をマッサージしてみると昨日ほど痛くない。凝りが少し楽になった気がする。部屋の大掃除をした。

12月14日(ロルフィング セッション7の9日後)
昨日の大掃除のため筋肉痛。特に腰がひどい。整体師の友達のところで注文した枕が届いた。枕の高さ、形、固さなどが工夫されているので、寝ている間に首を正しい姿勢に戻してくれるのだとか。実際に寝てみると、かなり固い感じがするが、たしかに首は楽である。ロルフィングと相乗効果を発揮してくれるのではないかと期待する。

12月15日(ロルフィング セッション7の10日後)
足首が痛い。筋肉痛は、少し良くなった。久しぶりにロルフィングを受け始めてからの記録を読み返す。改めて記録を読んでみると、少しづつではあるけれど、確実に身体が変化していることが分かる。夜、足首を回す体操をした。

12月16日(ロルフィング セッション7の11日後)
夢でうなされて目が覚めた。ふくらはぎがだるいので自分でマッサージしてみる。

以前に読んだ「ボディワーク入門 ロルフィングに親しむ103のテクニック」小川隆之・斎藤瑞穂 著(朱鷺出版)と言う本に書いてあった方法を思い出しながらやってみる。

普通のマッサージのように揉むのではなくて、手でふくらはぎにをぐっと押しながら左右に広げるように力をかける。この方法はなかなか良い。普通に揉んでいると、揉んでいる間だけは気持ちが良いが、揉み終わるとすぐに元にもどってしまう。この本の方法だと終わったあともすっきり。

12月17日(ロルフィング セッション7の12日後)
ロルフィングを受け始めてから今までの記録を読み返してみる。あまり意識はしていなかったが、一時に比べると腰や背中が気にならなくなっていることに気付く。

12月18日(ロルフィング セッション7の13日後)
良い感じで歩けていると思う。

12月19日(ロルフィング セッション7の14日後)
夕方まで外出してあちこち歩きまわった。そのあと一週間分の食事を作っておこうと思って、ずっと台所に立っていたら、腰から背中にかけて凝りと痛みがでてきた。

12月20日(ロルフィング セッション7の15日後)
友達に誘われて講演会に参加する。最初は、頭がちゃんと首の上に乗って、割合上手に座れていると思っていたが、途中から首が凝って痛くなってきた。外に出てしばらく歩くとずいぶんマシになった。

中ノ島のイルミネーションを見たあと、食事に行く。看護士の友達にロルフィングの話をしてみた。彼女もロルフィングの方法論は、「理屈には合っていると思う」と言う見解だった。

しかし彼女自身は、マッサージなど他人(同性でも)から身体に触れられるのが、あまり好きではないので、受けたいとは思わないそうだ。私のイメージでは、女性はエステとかマッサージが好きな人が多いように思っていたので、ちょっと意外だった。

帰宅して入浴後、軽く足をマッサージする。昨日、足が疲れたのか、すねのわきの筋肉を揉むとかなり痛い。

12月21日(ロルフィング セッション7の16日後)
仕事でパソコンを使っていると目が疲れて、首が凝ってきた。どうもロルフィングを受けてから2週間以上経つと、調子の悪いところが出て来る感じだ。

仕事帰りに歯医者さんで歯石を取ってもらう。夜は、友達と飲みに行く。早めに帰るつもりが、予想以上に話が弾んで店を出たのが午前3時ごろだった。話している間に、目の疲れも首の凝りもすっかり忘れてしまった。

12月22日(ロルフィング セッション7の17日後)
昨日、午前3時ごろまで飲んでいたので、さすがに眠い。お茶を何杯も飲む。午後になってようやく調子が戻ってきた。早めに帰宅する。

12月23日(ロルフィング セッション7の18日後)
休日なので、朝ゆっくり寝るつもりだったが、夢でうなされて目が覚める。ロルフィングを受け始めてから夢を見ることが多くなったような気がする。

「新・ボディワークのすすめ」グラバア俊子 著(創元社)の中で、著者がマーク・カフェル博士から受けたロルフィングの体験記が紹介されている。カフェル博士のロルフィングは、身体にアプローチしながら一種の心理療法を行っている。

今、私が受けているロルフィングには、心理療法的な側面はなく、身体の問題に集中している。当然、ロルファー(施術者)さんが私の心の内面やプライバシーに立ち入ることはない。どちらもロルフィングなのだけれど、印象はずいぶん違う。

「これがボディワークだ 進化するロルフィング」小川隆之・斎藤瑞穂著(日本評論社)によれば、1964年から1971年頃までのロルフィングは、トラウマの解消と言う心理療法的な側面があったと言う。それに対して現代のロルフィングは、心理的な問題には介入せず、施術者(ロルファー)さんは、クライアントの身体の改善を「手助け」すると言う位置付けになっているらしい。

けれど、身体が変化すれば、心にも何らかの影響はあるのではないだろうか?心理療法までは求めないけれど、ロルフィングが心に与える影響についての情報があっても良いのではないだろうか?ふと、そんな事を思った。

12月24日(ロルフィング セッション7の19日後)
朝起きると身体、特に腰のあたりがだるい。昨日、部屋の片づけをしたせいだろう。クリスマスイブではあるが、仕事が予想以上に重なり帰りが遅くなった。肩や首も凝っているし、目が疲れて頭が痛くなりそうだ。

この週末にロルフィングを受けるので、それまでに宿題である「なりたい身体のイメージ」を考えなければいけない。さすがに今日は疲れたので明日にしよう。

12月25日(ロルフィング セッション7の20日後)
どうも身体の右側に体重がかかっているようで、右の足首と膝に軽い痛みがある。

※ロルフィング(Rolfing®)は、ロルフ・インスティテュートによって商標登録がされている。